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日本米とジャスミンライスそれぞれの特徴と違いについて

日本米とジャスミンライスそれぞれの特徴と違いについて

日本の主食といえば「米」です。米は、1日の食事のうち1回は口にすると言えるほど多くの日本人に好まれています。
米は汎用性が高く、和食だけではなくパエリアなどの洋食にも使うことができます。 

日本で古くから流通しているのは日本米ですが、昨今の国際化により海外の食材も扱われやすくなったことから、他国の米も流通してきています。
その1つがジャスミンライスです。

ドイツでよく見かけるジャスミンライスを日本米と比較して大解説!

特にドイツやヨーロッパに住むと、日本とは真逆で、日本米はお店では見かけません。

一方でスーパーで販売されているお米は何種類かありますが、一般的なお米の一つがジャスミンライスです。
ドイツで住むとよく見かけるこのコメですが、この記事では日本米とジャスミンライスそれぞれの特徴と違いを見ていきます。

日本米の種類

まず、日本米の中にも複数の品種があります。
その中でも代表的なブランド米をご紹介します。

 

コシヒカリ

日本国内で最も多く栽培されており、日本を代表するブランド米です。
甘味と粘り気が強く、香りもとてもいい品種です。

新潟県をはじめとした広い範囲で生産されており、産地によって味や粘り気に違いがあります。
旨味が強いため、和食、洋食問わずどんなおかずにも合わせやすいのが人気の理由と言えるでしょう。

ひとめぼれ

日本国内で2番目に栽培されている米です。
宮城県を中心とした東北地方や関東地方で生産されています。

寒さに強く東北地方などの寒冷な気候の中でも十分に発育することができます。コシヒカリに比べると少し大粒で粘り気が強く、「冷めてもおいしい」と言われているため、おにぎりやお弁当に入れるのもおすすめです。

ヒノヒカリ

日本国内で3番目に栽培されている米です。
大分県をはじめ、西日本を中心に様々な地域で生産されています。

コシヒカリを父に持っており、食感や風味はコシヒカリに似ていますが、コシヒカリよりも安価に購入することができるようです。
このお米は特に洋食に合うと言われています。

日本米の特徴

弾力があり、熱を加えると粘り気がでるのが日本米の特徴です。
米粒は細長い楕円形をしており、基本的にはよく研いだ後、炊飯器を使って炊き上げます。

最近では「無洗米」という、研がずにそのまま炊飯器で炊くことができるタイプの米も販売されていますが、炊きあがった後の水分量や旨味が全くと言っていいほど異なるため、研ぐタイプの米をおすすめします。
水分量を調節して固めにしても柔らかめにしても同じくらいのおいしさを保つことができます。

またどの品種の日本米にも甘味があるため、米単体でも十分に味を楽しむことができます。
のりや塩との相性が抜群なため、軽食にはよくおにぎりとして食べられています。

 

日本米に合う料理

今まで各日本米の品種や特徴について見ていきました。
それでは実際日本のお米は、実際どんな和食と相性が良いのでしょうか?

寿司

日本米と酢はよく合うため、日本米に酢を足して寿司飯にし、海鮮などを乗せてちらし寿司にしても、納豆やねぎとろを入れて巻き物してもよく合います。

 

炊き込みご飯

肉や野菜、調味料を混ぜて米と一緒に炊飯器で炊き上げます。
日本米はそれ単体で他のおかずと一緒に食べられることが多いですが、米自体に味をつけて食べるのもおすすめです。 

ジャスミンライスの特徴

ジャスミンライスはタイ米の一種で、タイにおける最高級品種の米です。
モミの白さがジャスミンに似ていること、炊き上げた時に甘く穀物特有の香りがすることから、タイ語で「カオ・ホン・マリ」と呼ばれており、「香り米」の意味を持ちます。

米粒は日本米よりも細長い形状をしており、研ぐ必要はありません。
これは、日本米のように研いでしまうと香り成分が落ちてしまうことが理由のようです。
お米は軽くすすいだ後、炊飯器で炊き上げます。

ジャスミンライスは水の浸透率が高く長く水に浸してしまうと米が欠けてしまうため、炊飯器で炊く時は時間指定せずにすぐにスイッチを入れる必要があります。
炊く上では早炊きコースを選んでもいいでしょう。
また米と水の量は同量が基本です。

ジャスミンライスに合う料理

上記の通り、ジャスミンライスは日本米とは形状が違い特徴が大きく変わります。
しかしジャスミンライスは特徴を活かした料理があります。
以下でジャスミンライスを使う上で美味しく作れる料理をご紹介します。

カオマンガイ

日本でも人気の高い料理の1つとして、タイ料理の「カオマンガイ」が挙げられます。
ちなみに中国語では「海南鶏飯」と呼ばれていて、こちらの名前を見たことがある人もいるかもしれません。

茹でた鶏と茹で汁と共に炊いたご飯と一緒に食べる料理で、タイの代表的な料理です。
ジャスミンライスの独特の香りと粘り気の少なさがこの茹で汁によく合うことから多くの人に好まれる料理です。

グリーンカレー

こちらも日本のカレー専門店やタイ料理屋で人気の高い一品です。
別名「タイカレー」と呼ばれるスパイスの効いた緑色のカレーです。
一般的に日本で食べられるカレーよりも水分量が多く、スープのように滑らかなところが特徴です。
また様々な香辛料やハーブが入っているため、辛さは強めです。 

日本米とジャスミンライスの違い

日本米は炊きあがった後にふっくらとして甘味があるため、米そのものに味をつけなくとも単体でおいしく食べることができます。
またおにぎりのように形状を変えて食べることもできるのも、日本米の特徴と言えます。
その扱いやすさから、和食から洋食、エスニック量に至るあらゆるジャンルの料理に適しています。

一方でジャスミンライスは、一般的に他の食材で味をつけて食べることが多いため、日本米に比べると汎用性は低いです。
しかし、その独特の風味を活かせるエスニック料理にはよく合う米だと言えるでしょう。

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