日本人はドイツでどこから日本の食材を調達している?ドイツでの食材調達ルートを大解説
日本人がドイツに移住した時は手続き関係や通勤通学関係、住むところのために必要なものの購入や整理などやることがたくさんあります。その中でも忘れてはいけないポイントの一つが日本の食品調達ルートです。
日本人はドイツに引越しする際に、大体どんな日本の食品や食材を持って行こうか、考えてできる限り持っていきますが、液体物や重いものは持っていくのは大きな負担にもなります。
日本食をどんなに多く持っていっても残念ながらいつかは使い切ってしまい、いつかは現地から食材の調達する必要が出てきます。
今回はドイツで日本人はどこから日本食材を買っているかについてみていきます。
ドイツではどこから日本食が買えるのか?日本食調達ルートについて
ドイツに短期滞在であれば食材に関してはあまり考えないですみますが、長期滞在する日本人に取っては食事は生活の中でも大切なポイントの一つです。
特に半年や一年以上住む日本人は、現地でも日本食品を買うために努力を惜しみません。
ではそもそも、日本人はどこで食材を買えるのでしょうか?
これはドイツのどこに住んでいても、大体パターンが決まっています。
というのも、食材の調達ルートがどうしても限られてくるからです。
1:地元のスーパー
スーパーなどでも一部の日本の食品などは取り扱っていることがあります。
小さいスーパーは海外の食材などは取り扱っていることはありませんが、中規模のスーパーではアジア系のセクションがあり、そこでは中華料理や日本食の食材が一部置かれていたりします。
日本の食品だと巻寿司セット(ジャポニカ米含む)やガリ、寿司用のすし酢、醤油などが定番で、場所によっては味噌や照り焼きソースなどが取り扱われていることもあります。
しかし大型のスーパー以外ではそれ以上の取り扱いは期待できず、取り扱っている数も、基本は多くありません。
醤油にしても多くのところではキッコーマンのベーシックな醤油のみで、他の種類の取り扱いは無いなんてこともしばしばです。
また値段は比較的高いことが多く、特に小瓶の醤油などは定期的に買うには経済的に選択肢になれないのがポイントです。
2:日本食品店
やはり日本の食材で一番種類が多いのが日本食品店になります。
デュッセルドルフやハンブルク、ベルリンなど日本人の多くが住んでいる地域では日本食品店にアクセスができます。
日本の食品メーカーの食材も多く取り揃えていたり、日本人には馴染みのある調味料類やお米、味噌、日本のお菓子まで様々なものが手に入りるので食材を探している日本人家族にとって安定性は抜群です。
しかし裏を返すと、日本食品店は日本人の多く住むエリアや大都市など一部に限られてしまいどこにあるわけではありません。
また、質が高い分、また日本から輸入している食材などはどうしても料金が比較的高くなることがあります。
3:韓国食品店
韓国は日本の国土より小さく、人口は大体5,000万人超ではありますが、韓国人はチャレンジ精神に溢れており、また国民性もあってか海外で自営業の方も多いです。
人口が少ないと、ヨーロッパに住んでいる韓国人人口も自然と小さくなりそうですが、積極的に海外に出ていく人も多く、国や都市によっては日本人と同じぐらいの韓国人が住んでいることもあります。
韓国人が進出している場所には、それに合わせて韓国食品店や食材の卸業者がその地域に出てきており、日本の食材も販売されていることがあります。
韓国食品店は日本食品店より多く進出している国もあり、日本食品店が無い場所にも韓国食品店が進出していることもあります。
日本食と韓国食は似ている部分も違う部分もあります。
共通している点としてはジャポニカ米が主食や醤油を使用する点、違う点としては韓国は肉料理が多く、辛いものが好まれる点でしょうか。
似ている点もあり、大きいサイズのジャポニカ米や醤油が買えたり、うどん、蕎麦、カレールウ、海苔、そしてワサビ一部の調味料などは取り扱いされやすい食材です。
他には、韓国でもインスタントラーメンは庶民に非常に親しみのある食品ですが、辛いものを好む傾向があり、韓国のインスタントラーメンは基本的に辛いものばかりになってしまい、日本のインスタントラーメンの取り扱いなどはどうしても限られてしまいます。
値段は一概には言えませんが、韓国系が取扱の中心になる傾向があり、韓国の食材に比べると日本の食材は若干高く設定されていることがあります。
4:その他アジアンショップ
韓国食品店は都市圏では進出していることが多いですが、やはりそれでも限りはあります。
韓国食品店はヨーロッパのアジア系の食品店としては比較的新しく、伝統的に中国系の食品店やその他アジアンショップがドイツやヨーロッパでも多く展開されています。
都市部はもちろん、地方都市でもアジアンショップは見かけることができ、田舎のエリアに住んでいる人でさえアクセスがしやすいです。
日本食品店や韓国食品店より店舗数も圧倒的に多く、大型の店舗や区画一帯がアジア系の卸業者のエリアがあって大小様々な商品や食品、食材が手に入ることもあったりもします。
中国系のお店に限らず、ベトナム系などのアジアンショップもあり日本人には全く馴染みのない商品や、用途のわからない食材も多種多様に揃えていることがあります。
日本の食品も比較的多く取り扱いがありますが、その中でもアジアの国で生産された、見たことも聞いたこともないメーカーの食品やお菓子やスナック類などもあったりと、ちょっとした宝探しのような要素が出てきます。
値段はあまり高くなく、韓国食品店や日本食品店より安いケースも多いですが、その一方で商品のクオリティの判断が難しく、購入しても思ったより美味しくなかった、想像していた味と全然違ったなどのケースも起こりえます。
ここでは自分が知っている食品や調味料などを購入するのが一番失敗を避けられるでしょう。
5:オンラインショップ
田舎に住んでいたり実店舗に行くことは難しくても、日本の食品食材にアクセスする最適な方法にオンラインショップがあります。
弊社のオンラインショップも様々な日本の食品食材を取り扱っており、時間や場所を気にせずにショッピングすることが可能です。
また、弊社で50ユーロ以上のお買い物をしていただければドイツ内では送料無料でお届けができますので、徳用サイズのお醤油やみりん、消費の早い麺類、レトルト食品、重たいお米などを運ぶ手間を気にする必要もありません。
一般家庭用の商品から業務用まで幅広く取り揃えておりますので、ぜひ一度ご確認いただき、皆様ご家庭の食卓の一助としてご利用ください。