ヨーロッパでカレーを作るときにスーパーやお店で買える食材
ヨーロッパで学生や社会人として生活していく上で、絶対に食べたくなる日本食やその食材があると思います。
自炊をするとき、家族のご飯を作るとき、日本で慣れ親しんだ味を楽しみたいと思う時も多いのではないでしょうか。
ここではヨーロッパのスーパーやお店で買える日本食に必要な食材を中心に解説していきます。
ヨーロッパで食材を調達してカレーを作る
学生にとっては簡単でたくさんストックを作っておける便利な料理であるカレー。
社会人や世帯を持っている方でもそれは同じでしょうし、家族にも手放しに喜んでもらえる料理です。
今回はそんな日本のカレーをヨーロッパで作る時の食材に関して解説していきます。
ヨーロッパのスーパーで買うカレーの具材
まずはカレーの代表的な具材である、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、肉の解説です。
にんじん、たまねぎ、じゃがいも、この3種類の野菜はヨーロッパのスーパーでも日本のスーパーと遜色なく買いそろえることができると言えます。
ただし国や地域によって野菜のサイズや味、そしてもちろん価格に違いがあります。
これがヨーロッパのにんじんの一例です。
日本のにんじんに比べると、細身で長さも短めではないでしょうか。
ヨーロッパのスーパーで売っているにんじんはこのようなタイプが多く、日本と同じものを期待していると少しがっかりするかもしれません。
しかし実際に食べると味にそこまで大きな違いはありません。
続いては玉ねぎです。
こちらもにんじん同様に日本の玉ねぎよりも少し小さめです。
種類も黄玉ねぎ、白玉ねぎ、赤玉ねぎと用意されているスーパーが多いです。
自分の好みに合わせて購入しましょう。
最後はじゃがいもです。
こちらは日本のスーパーで買えるものとほとんど変わりません。
個人的には男爵かメークインだと、男爵の方に近いのかなと思います。
じゃがいもは1キロの袋売りであることが多いですので、カレーにたっぷりいれて、それでも使いきれなかったらフライドポテトやポテトチップスにしても美味しいです。
売っているが調達が難しいお肉
そして、肉に関してですが、日本と違って薄切り肉はまず売っていません。
どうしても欲しい場合は、切り売りしてくれる肉屋さんに行って薄くスライスしてもらうくらいしかないと思います。
カレーにはあまり合わないかもしれませんが、タン(舌)の取り扱いがあれば、タンは薄切りがほとんどなので、そちらを検討してみてもいいかもしれません。
ゴロっとした大きめの肉を楽しむのもヨーロッパで作るカレーの一つの楽しみ方かもしれません。
番外編:地元のスーパーで売っていない日本のカレールー
日本のスーパーで売っているようなレトルトのカレールーをヨーロッパのスーパーで見つけるのは非常に困難です。
基本的には日本食材店やアジアンショップ、もしくはオンラインストアでの購入でないと、なかなか手に入りません。
もちろん、時間とお金がかかることを気にしなければ、日本のレトルトのカレールーを使わずともカレーを作ることは出来ます。
ヨーロッパのスーパーのほとんどで様々な種類のスパイスを買うことができます。
色々なスパイスを組み合わせてインド風のカレーを作ることはもちろんできますし、ブイヨンなどを加えれば日本風に仕上げることもできます。
また、Indian curryやBritish curryと書かれたスパイスの小瓶が売っていることもあります。
その場合は、そのスパイスのみで食べたいカレーに近づけることも可能ですが、そもそもの内容量が少ないので、作る量によっては1回で1瓶丸ごとやそれ以上が必要になるかもしれません。
しかし、やはり日本のレトルトのカレーに近い味はなかなか作れないので、上記したようなお店でカレールーを購入することが最適解となるのではないでしょうか。
備考:お米について
カレーを食べるのに、このお米がないと何も始まりません。
ヨーロッパのスーパーでもお米自体は大抵売っています。
しかしそのほとんどがリゾット用のお米で、炊き上げても中に心が残っているケースがあり、ぽろぽろと崩れてしまいやすく、日本のカレーとあまり合いません。
インディカ米が売っていることもあるため、何か違う感じはありますが、リゾット用のお米よりは美味しくカレーを食べることができます。
どうしても日本米が食べたい場合は、日本のカレールー同様に、日本食材店やオンラインストアで購入する必要があります。
ヨーロッパで手に入れられる日本米は、いくつか種類がありますが、有名な商品の一つは「ゆめにしき」というお米です。
イタリア産の日本米なのですが、日本で購入するモノと同じように、炊き上げると水分を含みふんわりと柔らかい美味しいお米です。
これであれば日本のカレーとの相性もばっちりで、美味しく楽しめます。
その他のカレーに入れると美味しい食材
基本の食材以外にも入れるとカレーが美味しくなる食材がたくさんあります。
その中からヨーロッパで手に入る食材のものをいくつか抜粋して解説していきます。
例えばニンニク。
カレーを作るときにニンニクを入れると、風味が増して非常に食欲をそそります。
ヨーロッパのスーパーでも日本のように簡単に手に入れることができます。
ヨーロッパのニンニクは風味もよく、美味しく楽しめます。
ついでに入れると美味しいのが茄子。
日本の茄子と比べると非常に大きく感じられます。
見た目としては日本の丸茄子に近いですが、サイズはそれよりも大きいです。
見た目は違っても味が悪いということはなく、カレーに入れてももちろん美味しいです。
その他にパプリカもあります。
ヨーロッパのスーパーでは大きなパプリカが丸ごと売っています。
ピーマンとは違うパプリカ独特の味が美味しく、カレーに足す具材としてとても美味しいです。
また、調味料や色付けとしてパプリカパウダーがスパイスコーナーに並んでいることも多いので、そちらを使うのも1つありかもしれません。